精力剤の副作用や依存に注意
歳をとってきた人にとって精力剤は一縷の望みであり、大きな期待を寄せるものです。
しかしながら、人間の身体は産まれてから精を蓄えながら、上昇し
２０歳以降は徐々に下降していき、６０歳には約半分になります。
そんな自然の摂理を覆すことをするのですから、効果が高い精力剤に全く副作用がないという事はあり得ません。
又、減少したり無くなっていた精が復活できると、依存しがちになります。
精力剤の「見えない副作用」
それは期待以上の効果があった精力剤ほど起こる、見えない副作用でもあります。
必ず減っていくもの、減ってしまったものを精力剤によって一時的に大きく戻せば、
副作用はその反対側に大きく振れるのは自明の理です。
基本的には年齢相応の精力、個人個人の精力、今まで習慣としてきた食生活や睡眠、仕事量をしっかりと自己分析していなければ、何かある度に精力剤に頼り、
知らない間に依存している方も多く見受けられます。
東洋医学では、一生に使える精力、季節によって使える精力、１日に使える精力と、精力の増減を詳しく説明しています。
何も無いところから何かが出てくるわけではなく、両親から貰ったエネルギーを死ぬまでに、或いは子を産む為に蓄えていくのが精なのです。
そうなると、２０歳以降は減少するのは当然ですし、無闇に使えばなくなるもの当然なのです。
使い方と生活に気をつけて効果を実感
大切なのは、１日にどれくらい動いたり、働いたらエネルギーがなくなるのか。
自分の１日の量を知る事であり、安易に精力剤によってドーピングすることではないのです。
このような考え方をしっかりもっていれば、依存することなく、
逆にここぞという時に精力剤を使って、良い仕事ができるはずです。
薬や食品は、自分の人生を豊かにしたり、心身のバランスを崩している時に一時的に使うものです。
持続的に使い続ければ、当然効果も低くなりますし、本来持っている精がなくなれば病にかかりやすくなります。
宣伝文句に惑わされないことが大切
現在様々な精力剤が販売されており、甘い言葉で誘ってきますが、効果が高いもの、
たくさん宣伝されているものほど依存度が高い傾向にありますので注意が必要です。
反対に古代から使用されている自然食品の場合は、安全性は高いのですが、やはり個人個人によって吸収しやすさや身体の要求にあっているか、又効果が現れるまでに時間がかかるなどの注意点をしっかり理解して服用する必要があるのです。
このように、あらゆる角度で見ながら、自分にとって本当に必要な時だけ使うようにしていれば、依存しないだけでなく人生を豊かにすることができるのです。
