勃起について考えてみよう！
男性はどんなメカニズムで勃起していくのでしょう？どんなトラブルがあるのでしょう？
いつまでも、元気でいたいですね。考えてみましょう。
どんな風に勃起していくのかな？
勃起は単純なように思われがちですが、メカニズムは結構複雑といわれています。
勃起するには条件がありまずは血管・神経が正常に働かなくてはなりません。
また、様々な物質が放たれなければなりません。
陰茎は左右の陰茎海綿体と１本の尿道海綿体が通っています。
勃起と関連しているには、陰茎海綿体の方になり、細い糸のような血管が集まったスポンジ状で、周りを分厚い「白膜」が覆っています。
まずは性的興奮・刺激を受けると、脳の中枢神経が興奮します。その後、脊髄神経を通って陰茎へ送られ、勃起となります。
この時、一酸化窒素が放出されると海綿体の平滑筋も緩み血液が海綿体へ送られ、海綿体は硬くなり勃起となります。
その時、体内物質は・・・
海綿体に血液が流れこみ勃起していきます。
この時、体内で作られる自然の血管拡張剤である非常に重要である物質が「サイクリックＧＭＰ（グアノシン一リン酸）」と言われています。
細胞内でこれが増えると陰茎の平滑筋がゆるんできます。
性的興奮・刺激を受けた場合は一酸化窒素が放出され、サイクリックＧＭＰが増えて行きます。
「ＰＤＥ（ホスホジエステラーゼ）５」という酵素との競り合った関があります。
射精後や興奮がしずまると「ＰＤＥ５」が勃起を落ち着かせる事になります。
しかし、性生活において「ＰＤＥ５」が多くなると、勃起しなくなりEDにつながってしまいます。
ED治療薬の中、バイアグラは「ＰＤＥ５」を抑えることにより、重要である「サイクリックＧＭＰ（グアノシン一リン酸）」が増え勃起しやすい環境としてくれます。
夜中の勃起は・・・
健康的な人は寝ている時に生理的な勃起をする場合があります。性的興奮・刺激がなく勃起しているタイプになります。
眠りが浅く夢をよく見る「レム睡眠」のときに特定の神経が刺激を受けて勃起します。
朝起きた時に勃起している経験があるかと思いますが、これはレム睡眠から勃起のまま起きて持続している状況です。
勃起はどのタイミングで終わる？
勃起して射精が終わると、性的興奮・刺激が静まるとＰＤＥ５という酵素により、広がっていた血管が収縮し元通りになります。
治療について
勃起の血管トラブルは多く、原因は加齢による動脈硬化、糖尿病など生活習慣病などのケースがあります。勃起がしない、持続性がしないなど、気になった場合は、一度医療機関に診察してもらってください。
