MKトーク

精力剤というと性行為に備えて飲むものというイメージが強くあります。
実際店頭に並んでいる精力剤を見てみると、ほとんど全ての商品に性機能に関連する効果があると書かれていることでしょう。
もちろん買う側としてもそうした効果を期待しているのですが、実は精力剤にはもう一つ別の効果として「疲れを取る効果」があるのです。
これはどうしてかというと、まず大きな理由となっているのが現在コンビニやドラッグストアなど通常の店舗で販売されている精力剤については医薬品成分を配合することが出来ず、基本的に健康食品的な成分がそのほとんどを占めているからです。

マカは効果が非常に高い

例えば精力剤で人気の高い成分であるマカですが、これは健康食品として非常に高い評価を得ています。
必須アミノ酸をはじめとするさまざまな栄養素を豊富に含んでおり、滋養強壮作用が自然由来食品として極めて高いのです。
またクラチャイダムも精力剤として人気の高い成分ですが、これは黒ウコンなどの名前で健康食品に使用されています。
こちらも健康や老化の防止、慢性的な疲労感の回復などに効果的であるとされていますから、やはり疲れを取るということではかなり高い効果が期待できるわけです。

精力剤＝精力アップではない

加えてもう一つの理由となるのが、そもそも精力剤の目的は体を健康にするところにあるということです。
最初の方で性機能に関連する効果が書かれていることが多い、買う側としてもそれを期待していると述べましたが、基本的に性欲というのは健康な肉体において初めて生じるものとなっています。
例えば毎日へとへとになるまで仕事をして帰ってきているような男性が性行為の時にだけ元気になることが出来るということは考えづらいでしょう。

さらに言えば、性行為というのはかなり体力を消耗することになります。
30分の性行為は15分間のジョギングと同等のカロリーを消費するというデータもありますから、疲れが取れないようでは満足のいく性行為など出来るはずがありません。
そのため精力剤では疲れを取る成分を入れることで、より素早く結果を出せるように作っているわけです。

効果は商品によって違う

ただこれらのことはあらゆる商品に対して適用されることではないということも、やはり押さえておかなくてはならないでしょう。
例えば病院などで処方される勃起不全治療薬は薬の効果として血行を促進して勃起しやすい体をつくるわけですから、そこで疲れを取る効果を期待することはできません。
もし疲れを取る効果も期待したいのであれば商品を買う前に原材料表記をよく読んで、どういった効果が期待できそうかということをチェックするようにしてください。