EDと心臓病はどのように関係するの？
心臓病の方は是非この機会に興味をもっていただき考えてみましょう。
心臓病はED(勃起機能の低下)と関連している病気の一つと言われています。
心臓病との関連性は・・・なに？
関連していると言われているのは、「虚血性心疾患」といわれています。
主に心筋梗塞や狭心症などがあてはまります。患者の方は約800,000人も存在しています。
これは様々なケースの原因から心臓に酸素を送る為に重要である冠状動脈がふさがってしまい、
心筋に血液が足らないことで発病する病気です。
また、心筋梗塞の場合は冠動脈に血栓がたまる状態となり、血液の流れが遮られてしまいます。
狭心症の場合は一時的な虚血状態のことです。
この状態のままにしておくと細胞は壊死してしまい、突然死になるケースのおそれが考えられます。
発作が起こった時は迅速な処置が必要となります。
冠状動脈がふさがるケースの原因として、動脈硬化の影響により内腔が狭くなることと言われています。
心筋梗塞・狭心症・EDとの関係について考えてみよう！
器質性EDや虚血性心疾患の場合、血流の低下・血管の詰まり・動脈硬化など同様なケースで起こっています。
冠状動脈の血管が詰まる事により心筋梗塞や狭心症に発展します。
EDに関連する陰茎動脈の血管が詰まってしまうとED(勃起機能の低下)のおそれがあります。
動脈の太さは血管の詰まりやすさと関係があります。
場所によって動脈の太さは違いがあり、大きい場所から言うと脳の周りで直径5〜7cm、心臓の周りで3〜4cmあります。
しかし、陰茎動脈付近では1〜2cm程度しかありません。
その結果から陰茎動脈は血管が細い事から、動脈硬化の影響を大きく受けることとなります。
動脈と陰茎動脈の拡張を比較すると、動脈は15%程度の拡張ですが、陰茎動脈は勃起すると80%も拡張します。
この違いもEDに影響していると考えられます。
また、血流低下が動脈で発生した場合、他の血管が代替えとして各臓器に役目を果たしてくれます。
しかし、陰茎動脈の場合は代替えしてくれる血管がありません。
その事から、加齢などによる比較的軽い動脈硬化の場合、初期段階で発症しやすいものとしてEDといわれています。
EDと感じたら、どうしよう？
狭心症・心筋梗塞などが起こる前触れとしてEDの症状がでるケースがあります。
EDと感じたら医療機関へ健康診断や人間ドックなどの受診を検討して下さい。
